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家を借りる 2026/03/06

賃貸物件が不足している今、借り手が知っておくべきこと

― 貸手市場での賃貸探しのTips―

前回の記事では、現在のニューヨーク郊外で賃貸物件が非常に不足している状況について書きました。
今回はその続きとして、貸手市場(Landlord’s Market)で賃貸物件を探す際のポイントについてお話ししたいと思います。

現在のマーケットでは、「いい物件を見つけてからゆっくり考える」というやり方では、残念ながらチャンスを逃してしまうことが多くなっています。

1. 良い物件はすぐに決まる

今の賃貸市場では、良い条件の物件は非常に早く決まります。

例えば

  • 駅から徒歩圏
  • マンハッタン(NYC)への通勤が無理のない距離
  • 比較的新しい建物
  • 安全で住みやすい住宅地
  • 人気の学校区

このような条件の物件は、市場に出て数日、極端には数時間で申し込みが入ることも珍しくありません。

特に日本から来られる方は、慎重に考えたい気持ちがあると思いますが、
良い物件ほど「即断即決」が必要になるケースが多いというのが現実です。いい物件は誰が見てもいいからです。

2. 実物を見ないで契約するケースもある

最近では、日本から来る前に

  • オンライン内見
  • エージェントの説明

だけで契約まで進めるケースも増えています。

もちろん実際に見るのが理想ですが、
人気物件の場合、それを待っていると他の人に決まってしまうこともあります。

今の状況下、既に押さえてあるニューヨークへのフライトを一日でも前倒ししてチケットを取り直している方もいらっしゃるほどです。

そのため、

  • 信頼できるエージェント選び
  • 写真や動画をよく確認する
  • 契約内容をしっかり理解する

など、慎重に判断することが大切です。


3. どの価格帯でも物件は不足している

「予算を上げれば見つかるのでは?」
と思われる方もいますが、実は

どの価格帯でも物件は不足しています。

  • $4,000台
  • $5,000台
  • $6,000以上

どのレンジでも需要が多く、競争が起きています。

つまり問題は価格だけではなく、
市場全体の供給不足なのです。

4. 実は、テナントの希望はほとんど同じ

長年このエリアで賃貸をお手伝いしていて感じるのは、
多くの方の希望条件が驚くほど似ているということです。

特に日本から来られる方の場合、よく聞く条件は次の通りです。

  • マンハッタン(NYC)への通勤が遠すぎない
  • 駅から歩ける距離
  • 築年数が比較的新しい

つまり、多くの方が同じエリア・同じタイプの物件を探しているのです。

そのため、どうしても競争が集中してしまうのです。


5. 「完璧な条件」はなかなか存在しない

このような状況では、
すべての条件を満たす物件を待ち続けるのは難しいのが現実です。

例えば

  • 駅から徒歩 → 少し距離を広げる
  • 築浅 → 築年数は妥協する
  • 特定の町 → 隣町も検討する

など、優先順位を決めて探すことが大切になります。


最後に

現在の賃貸市場では、

  • 物件は少ない
  • 希望条件は似ている
  • 良い物件はすぐ決まる

という状況です。

そのため、

「いい物件を見つけてから考える」のではなく、
「いい物件が出たらすぐ決められる準備をしておく」

これが賃貸探しを成功させる大きなポイントになります。

尚、「物件を押さえる」ということは残念ながら出来ません。契約書にサインをされ、敷金(Security Deposit)と初月家賃を払うことによって、オーナーがサインをして「契約成立」となりますので、それまでは他の方にいつ物件が取られてしまうかわからないという状況であることをご理解いただきたいと思います。

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